プリザーブドフラワー(保存花)である。知り合いから分けて頂いた。
昔、業界紙のカメラマンI氏に「写真が苦手なら、とにかくたくさん撮ること」とアドバイスされた。
今も多く撮るが所詮、写真はセンスであると痛感している。
しかしスマホが良くなって写真が苦手な私でもこれだけ綺麗に撮れるようになった。
嬉しいことだ。
花き流通は鮮度保持の分野でも様々な工夫がされている。
花の保存というと昔はドライフラワーだったが、生花に保存液と着色料を吸わせて乾燥したもので、生花の柔らかさと色が長く保つプリザーブドフラワーは100億円規模のマーケットになっている。
保存や着色の技術は食品の分野でも進んでいるが、生鮮とはいえ花は観るもの、食品は食べるものである。品種開発や保存の技術も一定の限界はあるだろう。
プリザーブドフラワーは、花の市場規模からすると数%であり「伸び悩み」という見方もあるようだが、やはり花も食品も「生鮮」は生鮮品が主力であり、食品の保存は温度管理や冷凍技術がメインである。
こうした特殊な加工分野は「一部分」でいいのではないだろうか。