卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

成田新市場施設完成、2022年1月20日開業

2022年1月20日に開場する成田新市場の主要な施設がほぼ完成した。 成田新市場は既存の成田市公設地方卸売市場の移転新設だが、実質は国の主導による輸出(入)に特化した卸売市場であり、旧市場とはさまざまな面で全く違っている。 「輸出特化市場」は…

仙台市場で銚子漁協フェア

2021年11月12日、仙台中央市場でキンメを中心にした「銚子漁協フェア」が開かれた。午前5時半、仙台水産売場の一画に、特種部や営業企画の社員が用意した会場が設けられ、仲卸や買参人が集まる。 準備段階から見守っていた本田誠社長は「今回は銚子漁協のキ…

栗林公園の鶴亀松(つるかめのまつ)

「鶴亀松」110個の石を組み合わせ亀の形に配し、その上に松が鶴にように舞っている。 栗林公園で最も美しい松である 公園といえば水戸偕楽園、金沢兼六園、岡山後楽園の三園が有名だが、私のお気に入りは高松にある栗林公園(りつりんこうえん)である。…

賑わい機能と市場‐対面販売の課題

移転前の築地市場関連棟の飲食店街消費者は市場のどこに魅力を感じているのだろうか 市場流通における対面販売機能は、主に仲卸と関連が担っている。旧卸売市場法は売買参加者制度と仲卸制度を導入することによって、集荷は卸、評価と分荷は仲卸とする役割分…