卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

仙台市場で銚子漁協フェア

2021年11月12日、仙台中央市場でキンメを中心にした「銚子漁協フェア」が開かれた。
午前5時半、仙台水産売場の一画に、特種部や営業企画の社員が用意した会場が設けられ、仲卸や買参人が集まる。

準備段階から見守っていた本田誠社長は「今回は銚子漁協のキンメを中心のフェアです。キンメは昨年から料理提案のレシピなどに取り上げられ、マスコミの取材もあって料理店や消費者にキンメの美味しさが広がり定着しています。北海道魚連とは30年以上、毎年、さまざまなフェアを行なっていますが、銚子漁協の単協としてのフェアは初めてです。」と話す。

また、熱心に見ていたコープ東北の古里努バイヤーは「キンメは昨年から仙台市民に定着してきている。新たな商材を見るこうした場は続けて欲しい」と述べ、仙台海産物仲卸協同組合の山口清一・理事長も「我々仲卸も卸と共に産地に向き合っていきたい。量販店も新しい魚を求めているので銚子漁協の魚を出荷していただければ販売拡大のチャンスは広がる」と、それぞれ期待の言葉を述べた。

前夜から寝ずに駆けつけ、来場した見学者に説明を続けていた銚子漁協の加瀬哲也・魚市場部長は「多くの人に来て頂き反応も良かった。銚子漁協としてこうした消費地市場と連携した販売促進活動を今後も推進していきたい」と上々の反応に手応えを感じたようだ。

銚子漁協は水揚げ日本一で、マグロ、一般鮮魚、近海の三つの卸売場を持ち現在、近海物を扱う第3卸売場をHACCP対応型施設にする計画が進められている。
一方「第40回全国豊かな海づくり大会~食材王国みやぎ大会~」が開かれた宮城県の仙台市場は魚食普及活動に早くから取り組んでいる。

仙台市場と銚子漁協が、こうした共同販促活動に取り組むことは今後、産地市場と消費地市場の活性化に大きく貢献していくことになるだろう。

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仙台水産の本田誠社長も熱心に見ていた(右端)

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ビデオでも銚子漁協の魚が紹介された

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キンメの一身、半身の盛り付けパックも展示されていた

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キンメを実際に調理したサンプルも並べられた
全て仙台水産の社員による手作りである