卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

卸はなぜ配送機能を重視してこなかったのか

市場業界にとって、物流の「24年問題」が新たな重要課題となっている。 これまで物流問題は取り組みが強調されてはいても「やるべき」論にとどまる部分が大きかった。しかし働き方改革関連法に基づき、24年度からトラックドライバーの時間外労働の上限規制が…

非接触、非対面型物流と水産市場‐eコマースの取り組みはなぜ遅れたか

卸売市場はeコマースや物流への対応が遅れているとの指摘は昔からあったが、これは必ずしも市場業者の責任によるものではない。市場流通において「市場に来る人に売る」商物一致の取引原則が全面的に改められたのは2020年の改正卸売市場法施行からである…

仙台あおば青果業務開始‐安藤会長、佐藤社長体制

10月1日午前6時 卸売場で業務開始式が行われた 仙台市中央卸売市場(仙台中央市場)の青果卸「宮果」と「仙台中央青果卸売(仙印)が統合し「仙台あおば青果」が発足、10月1日、業務を開始した。代表取締役会長には仙印の安藤堅太郎社長が、代表取締役社…

鯨尾肉を食べた

9月28日 仙台市場上場記念!/仙台水産グループ海鮮市場HPより クジラの尾肉を刺身で食べたーこう言えば市場関係者なら誰もが羨むだろう。だから書こうと思う。2021年9月28日、ニタリクジラが仙台市場に上場され、最高値キロ赤身7000円、尾肉10万円と豊洲…

コロナ禍 明暗くっきり 青果と水産‐青果は半数が売上増、水産売上増は2市場のみ

農水省はこのほど、8月末時点における新型コロナウイルスの卸売市場に対する影響とその対応策についてまとめた。 1.取扱高の状況 コロナ禍における卸売市場の令和3年1-6月は、青果が24市場、約半数の市場がコロナ前より取扱高を増やしたのに対し、水産は34…