卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

改正市場法とお経

2019年6月6日に開かれた生鮮取引電子化推進協議会総会での武田卸売市場室長の講演を聞きました。ITに疎い私でも分かりやすく、大変面白く聞きました。 「食品流通の情報化、市場のIT化は進んでいない、遅れている。」いつ頃から言われてきたでしょう、誰も…

魔法の食材たまご

昔、『暮しの手帖』の投書に、小さな娘が卵かけご飯が好きで、ある日突然「卵かけご飯ちゃんと結婚する」と叫んで、父親が「パパと結婚する約束じゃないか」と嘆いたという話がありました。 子供の頃、縁側の下に鶏を飼っていて、それを時々食べていたのです…

大田市場配送荷捌場が完成

大田市場配送荷捌場が完成し、2019年5月8日にオープンセレモニーが行われました。 大田市場はよく知られているように全国青果市場では売上・取扱量ともに圧倒的なシェアを占め、近年そのシェアがますます上がっている拠点市場です。 大田市場にはすでに東…

「江戸前」を食べた

「江戸前」には東京湾、気質、鰻の意味がある。江戸前といえば、東京湾を意味することや、江戸っ子気質という言葉でよく知られている。しかし江戸前という言葉だけで鰻を意味するとは知らなかった。 先だって久しぶりに鰻を食べた。うなぎの価格でよくある「…

年商1500億円を視野に−R&Cホールディングス首都圏での存在感強まる(下)

(上)の続きです 2.R&C物流 長野県下の物流一本化 セントライ青果の統合の際、まず丸市青果と名果の物流部門の一本化が図られたように、R&Cのサプライチェーンを支える柱が2017年(平成29年)4月に設立されたR&C物流(本社:長野市)である。 レ…

年商1500億円を視野に−R&Cホールディングス首都圏での存在感強まる(上)

「R&Cホールディングス(以下R&C)」(堀雄一社長)の首都圏における存在感が強まりつつある。「R&Cホールディングス(以下R&C)」(堀雄一社長)の首都圏における存在感が強まりつつある。 R&Cは、長野県連合青果(堀)と長印(倉崎)の共同持株会社と…