卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

「江戸前」を食べた

「江戸前」には東京湾、気質、鰻の意味がある。
江戸前といえば、東京湾を意味することや、江戸っ子気質という言葉でよく知られている。しかし江戸前という言葉だけで鰻を意味するとは知らなかった。

先だって久しぶりに鰻を食べた。
うなぎの価格でよくある「松竹梅」の料金の差は、単に鰻の量の違いだけというのも長い間知らなかった。
今、私は胸を張って「竹」を注文する。

若い頃の贅沢は「ラーメンライスに餃子」
そのころの夢は「チャーハン餃子にラーメン」
現在は「あの時食べときゃよかった、夢の実現はつらい」
帰らぬ私の青春。

「パパ活」という言葉があるらしい。
若い女性がお金をもらって、大人の男性と食事し何か買ってもらうらしい。
知らない人について行くのはやめなさい、何か買ってもらうのはやめなさいと、子供の頃に言われなかったのだろう。

私も若い男性や若い女性と食事する機会はある。
業界紙時代は取材対象が経営者や年上の幹部が多かったから、「食事に行こう」と言われると自分がお金を出すことはまずない。

今の私には、ほとんどの人が「若い人」になるが、たまに「私が出します」とか「割り勘に」と言われ驚くことがある。

そういう時はこう言う。
「貴方にとっては食事代が浮くメリットと高齢者と食事するデメリット、
私には若い人と食事し話すメリットと食事代を二人分出すデメリット。
これを崩すとアンバランス。私が出して初めてウイン・ウインの間柄になる」と。