オリンピック後に建設される豊洲市場の観光拠点「千客万来施設」が稼働するまで、暫定的に青果棟のある5街区でにぎわい事業を行うと発表した。
現在開催されている「土曜マルシェ」の場所で、新たに三井不動産関連の「MIチーム」を賑わい創出事業者に選定し「EDOMAE 場下町 TOYOSU」を建設する。
事業の概要は次の通り。
(1)施設概要
2019年6月に着工し2020年1月に開設予定
- 延床面積:約760平方メートル
- 店舗面積:約470平方メートル
(2)施設
ア 飲食施設(豊洲場下町)
- 寿司、天ぷらなどの和食からカフェなどの軽食まで多様な店舗構成の「フードホール」
- 海鮮バーベキューを楽しめる屋内個室「海鮮バーベキューレストラン」
イ 物販施設(市場小路)
- 日本の粋を集めたお土産や食べ歩きができる「マルシェ・物販棟」
ウ イベントスペース(江戸前広場)
- 屋外マルシェやイベント等、多様な活動を生む広大な「多目的広場」
- 地域の催しやスポーツ等と連携したイベントの開催
エ 提案貸付料 月額80万円。
東京都は、「千客万来施設」の事業予定者として、「万葉倶楽部(株)」を決定していた。
約200店舗が集まるショッピングゾーンと24時間営業の日帰り温泉施設、宿泊施設を順次オープンする計画だった。
しかし、開場の遅れや小池知事の築地再開発構想等で万葉倶楽部が反発。
協議した結果、2018年8月に「千客万来施設」の2020年10月着工し、2022年12月完成の新たな整備スケジュールが合意されている。
このにぎわい施設はその間の暫定事業。