先日、区役所から健康診断の通知が届いたので受けてきた。
私の身長は163センチだった。ショックだった。
身長が気になる高校生の頃は166センチあった。
私は典型的な胴長短足で、身体測定の時間には、身長はなるべく高く座高はなるべく低くなるよう努力した結果としての166センチだからよく覚えている。
3センチも縮んでしまった。辛いことだ。
気を取り直して、江戸時代(平均身長155センチ)よりはだいぶん高いではないかと自己満足していたら、なんと江戸時代は歴史上最も身長が低く、縄文時代で155センチから160センチ、古墳時代で165センチだったそうだ。
誰が測ったのだと反発したが、一片の骨で鑑定できると言われると反論できない。
えっ、するとなんですか、私は縄文時代から3千年以上かけて3センチしか伸びなかったのですか、二千年以上前の古墳時代より縮んだのですか。
江戸時代の人たちの身長が低かった原因ははっきりしないが、三田村鳶魚によれば、1日2食から3食に変わったのは元禄期だったそうだから、食生活が貧しかったせいではない。
日本人の身長が伸び始めたのは明治に入ってからである。
日本人の身長が伸びなかったのは肉食禁止令で肉を食べなかったせいだという説もあるようで、信長は肉を平気で食べて大男だったというから、あながち的外れでもないかもしれない。