卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

レンゴー青果が県央青果全株取得‐R&C売上1400億円卸に

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北関東の中核に位置する群馬高崎市場(高崎市場HPより)

2021年4月28日、ぐんま県央青果(阿久澤 吉廣社長・資本金1億5千万円))は長野県連合青果(堀陽介 社長・以下レンゴー青果)に全株を譲渡することで合意、契約したことを公表した。取得日は6月1日付け。

ぐんま県央青果は、マルニ築地青果グループだった大同青果と群高青果の2社が統合した卸で、レンゴー青果はこの2社から株を取得した。
公正取引委員会、群馬県の承認も受けている。

ぐんま県央青果社長にはレンゴー青果伊勢崎支社長の堀敦氏が就任した。レンゴー青果社長の堀雄介氏は副社長に、現社長の阿久澤吉廣氏は会長となる。

レンゴー青果は現在、伊勢崎市場の卸「レンゴー青果伊勢崎支社」として営業しているが、高崎市場と統合せず「ぐんま県央青果」の名称もそのままで営業する。
レンゴー伊勢崎支社は量販店主体、ぐんま県央青果は小売買参人主体で営業しており集荷や販売面での相乗効果は高い。

伊勢崎市場は15年間の無償賃貸借契約が続いているが、同じ無償賃貸借を続けていた桐生市場が4月から有償となっており、伊勢崎市場も今後の市場のあり方について市と業界の話し合いがなされている。

レンゴー青果と長印を傘下にするR&Cホールディングス(堀雄一社長)の3月期は5%伸びており、ぐんま県央青果が傘下に入ることで、R&Cホールディングスは年商1400億円規模となる。

R&Cは長野県に拠点を置きつつ、東京板橋市場と千葉県船橋市場、市川市場を展開している。
伊勢崎と高崎が加わることで、長野と東京、千葉を結ぶ産地から消費地へのサプライチェーン効率化が図られることになるだろう。