卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

お不動さまのジャムセッション

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この写真は御本尊の不動明王ではありません

深川に住んでいます。近くにお不動さまがあって、全くの不信心ですが、時々行きます。
365日、毎日必ず9、11、13、15、17時の5回行われる加持祈祷を聞くためです(特別な日はもっと多い)。

新しい建物になる前は、堂内はお札も壁も天井まで煤で真っ黒になっていて、火事にならないか心配になるほど経木を焚きます。
その炎にカバンや財布を充ててもらうのですが、毎回行列ができます。

炎を背負う不動明王の前で、炎によって浄化されるという思想は受け入れやすいものです。

とりわけ財布(財布ではなく中のお金でしょうが)を浄化していただけるのはいいと思います。
魂も財布も、不動明王の前にあっては大した違いはなくロンダリングしていただけるのでしょう。

私の関心は、7人くらいいる僧侶が加持祈祷の際に行う、読経と鉦・太鼓・法螺貝のセッションです。
とりわけ般若心経に合わせて叩く小太鼓と大太鼓は、堂内も心も揺るがします。圧巻です。
不謹慎かも知れませんが、まるでジャズコンサートです。
不謹慎ついでに言うと無料です。特にジャズ好きの方にはオススメです。

一日5回、365日、途切れることなく演奏すること自体が修行の一環です。
音楽も絵画も芸術の源は信仰心なのだということが身に沁みて理解できます。