卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

新型コロナと私−先が見えない

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撮影:三上市太郎

コロナの収束が全く見えない中で、早くも1月が終わろうとしている。

コロナで取材に出ることもできず、このブログもそろそろ潮時かとも思うのだが、この先の自分が全く見えない。
後期高齢者になると「あと一年」を見通す余裕はなく、「あと一月」をどう生きるかの単位になっている。

ブログも、初めは自分の原稿を整理する程度に考えていて、一人でも二人でも読んで参考になれば十分と思っていたのだが、意外に多くの方から読んでいただいているようで驚いている。

何も考えずに始めたブログなので、市場流通の情報サイトなのか、個人的な思いの書き流しなのかハッキリせず、今まで一週間に一度のペースが基本だったが、これもきちんと覚悟を決めて始めたわけではないので不定期になったりして申し訳なく思ったりする。

改めて初心に帰ろう。今後もっと不定期に、もっとバラバラに好きなことを書いていこうと思う。


1月21日と22日にパーソナル情報システム(PJS)のウェブセミナーを聞いた。

武田・農水省食品流通課長の講演を聞き、その後で水産経済新聞の八田氏、花き園芸新聞の秋葉氏、私の3人と武田課長で、質疑応答というか、武田課長が司会なのか議事進行なのか、ファシリテーター役をやるという変わった構成で、講演1時間、質疑1時間の長丁場である。

ほとんど事前の調整なく、農水省の課長が「じゃあ僕がやりましょう」と業界紙記者の3人と勝手に話して、ほとんどカットされるだろうと思っていたが、そのまま1時間も放映するPJSも武田課長もいい度胸だと思う。

PJSのホームページで聞くことができるだろう、武田課長の講演は、市場関係者は聞いた方がいいと思う。

菅首相が施政方針演説で、グリーン(環境)とデジタル(IT)を政策の柱として述べていたが、食品流通の世界では取引だけでなく、物流や市場施設など全てにおいてデジタル化、情報機能が根幹になる。今年中には施設が完成する予定の成田新市場もそうなるだろう。