子どもの明日は遠く、高齢者の時の流れは速い。
楽しい時と苦しい時も時の流れは違う。コロナの収束を待つ日々は長い。
国立市に住んでいた頃、なかなか来ないバスを待って長い列がイライラしていると、後ろにいた若いカップルの男性が「見ていても見なくてもバスの来る時間が早くなるわけはない。無駄なことはやめたほうがいい、時間とは・・」と話している声が聞こえた。
多分、近くの大学生だろうが、それを聞いて私は、相手の女性に「こんな男はやめたほうがいいよ」と言いたくなった。
何をやめるのか分からないが、時間の相対性が理解できないレベルは人としてピンチである。
女性はニコニコしながら聞いているだけでとても感じがいい。
「これは振られるな、振られるといいな、やきもちではないぞ」と思いながら聞いていたら、残念なことにバスがすぐに来た。ほれ見ろ!