卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

「東江」を何と読むか

アメリカの世界的歌姫が「七輪」とツイッターしたことで炎上している。

熊本地震への見舞いである「愛と祈り」の象徴として七つのリングを「七輪」とツイッターしたことを揶揄したものだ。

日本に関心を持ち日本語を学び、震災に対する自分の気持ちを日本語として、七つの指輪を「七輪」と表してくれたのである。

親日家の世界的歌姫であってもなくても、その気持ちが嬉しいと思う。
世界的歌姫といっても20代の若い女性である。歌を聞いたことはないのにファンになった。

言葉は気持ちである。「七輪」の言葉は死語になっていると思っていたが、なぜコンロが「七輪」なのか。 
語源はあるのだろうが私は知らない。コンロよりも七つの指輪の方がずっといいと思う。

ナイツが漫才で、オリンピックをネタに「日本では五輪(いつわ)と呼んでいる」「やわらチャンは田村でもカネ、谷でもカネ」と笑わせていた。

国名が「にほん」でも「にっぽん」でもいいように、日本語はもっと包容力のある言語ではないか。

もともと日本語にはイノシシを「山鯨」と言うような言葉遊びが多い。
「親子丼、他人丼、従兄丼、踊り食い」などいくらでもある。

西表島を「イリオモテジマ」と読むのはよく知られているが、東江を何と読むかは知らなかった。「アガリエ」と読むそうだ。

なぜそう読むのか、西の島が「入り」で東の湾がアガリ、つまり太陽の昇る、沈む、の東西を意味読みしたものだという。

日本人の言葉の感覚は独特なものがある。
こうした感覚はこれからも大事に守って欲しいと思う。