卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

東北の温泉は素晴らしい

冬になると温泉が恋しくなります。

関心のない人には読む価値のない温泉談議です。

先だって山形、秋田、長野の市場を回りました。

長野も東北も温泉の宝庫です。

山形新幹線には、かみのやま温泉、赤湯など温泉名がついている駅があります。

鳥取駅前には「温泉町」という町名がありますが、新幹線で温泉の名前の駅名があるのは珍しいと思います。

 

上田駅には温泉口という出口(入口?)があり、上田電鉄に乗ると終点が別所温泉です。

レンゴー青果に行こうと駅を出ると、目の前を「鹿教湯温泉」(かけゆ)行きのバスが通りました。

鹿が教えてくれた温泉「鹿教湯」です。

一瞬、そのまま乗って行こうかと思いました。

無理を言って取材の時間を作っていただいたレンゴー青果の堀会長すいません。

他にも初めて聞きましたが「しなの木温泉 ひな詩の湯」など名前を聞いただけで行きたくなる温泉もあります。

 

東北にも好きな温泉はたくさんあります。

乳頭温泉や酸ヶ湯温泉もいいですが、棟方志功の作品が無造作に飾ってある青森浅虫温泉や、湯温が低く入る時はひんやりするが長く入ることができ湯冷めせず地元の社交場になっている福島磐梯熱海温泉の共同浴場、秋田の「馬で来て雪駄で帰る後生掛」(ごしょうがけ)温泉が好みです。

 

特に八幡平の山の上にある後生掛温泉はオンドル床で暖かく、寝ているだけでも気持ち良く、直に横になると暑いくらいですが汗はかきません。

60歳の時に後生掛温泉に数日間泊まり、ひと山越えて4時間近くかけて玉川温泉に行き、大急ぎで入り、といっても1時間はいました。

(わざわざ源泉50%と100%に分けてあり、初めは50%に入るよう注意書きがあります)。

強酸性で皮膚がピリピリするほどです。

 

帰りも4時間かけて山登り山下り(途中に避難小屋があります)し、「クマ出没注意」とある山道を、音を立てながら必死で歩き、後生掛温泉の灯火が見えた時はホッとしました。

足がガチガチに硬くなって明日は大変だなと思って湯に入って寝ましたが、翌朝、何ともないので驚きました。

玉川の効果か後生掛の効果かはわかりませんが、とにかく効くことは間違いありません。

湯上りに炭酸ソーダを飲んでいると、美味しい水があるのに、そんなものを飲まないようにと、泊り客から叱られたのもいい思い出です。