卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

全国青果卸売市場協会(全青協)創立60周年・法人化45周年記念、第51回秋の九州・熊本大会

f:id:chorakuan:20181105225129j:plain

全青協熊本大会、地方市場の挑戦

全国青果卸売市場協会(全青協)の創立60周年・法人化45周年記念、第51回秋の九州・熊本大会が2018年10月23日、熊本ANAクラウンプラザホテルで行われた。

テーマは「激変する環境の中でも農業活性化と成長発展を目指す地方市場」。

会場には会員各社代表の他、来賓に蒲島郁夫・熊本県知事、大西一史・熊本市長はじめ、宮浦浩司 馬場久萬男・食品等流通合理化促進機構会長 加来誠一・熊本県農協連合会代表理事会長など230人が参加した。

月田求仁敬・全青協会長は「熊本が被災して2年半を過ぎたが、本年も西日本の豪雨や地震など厳しい一年となった。6月22日には改正市場法が公布され各市場で具体化する段階に入ったが、どのように変わろうと変化をチャンスに強みを活かして強い組織を作ろう、今日は全国から集まっている、交流を深めて情報交換を行い、経営強化に役立てて欲しい」と挨拶した。

「2年前の地震から立ち直ろうとしてなお取り組んでいるときに、支援の一環として熊本で大会をやっていただいたとのことで、知事として嬉しい、感謝する」(蒲島知事)など、来賓各氏から祝辞が述べられた後、月田会長に農水大臣から表彰状が贈られたのをはじめ、会員各社16名に対する表彰式が行われた。

大会は午後3時無事に終了し、第2部の記念講演に移り、大畑 誠也・前九州ルーテル学院大学客員教授による『成功は現場からしか生まれない 21世紀に求められる能力-「悪戦苦闘能力」の時代へ!』と題した講演が行われた。