卸売市場流通についての諸問題

市場流通ジャーナリスト浅沼進の記事です

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

業務規程・申請書をめぐる課題-その2

開設者の懸念 改正市場法が19条となったことに象徴されているように、卸売市場の管理運営に対する行政関与は明らかに減っている。行政関与が減っていることは明らかだが、問題は行政関与の減少と公共性の減少は必ずしもイコールではないことである。改正市場…

人はフードで生きるに非ず、システムで生きる

長崎出身のせいか私は路面電車が好きです。路面電車はいつ見ても、どの街で見ても好ましい姿をしています。 長崎は坂の町ですので歩くのが大変で、若い頃、もう少し延ばして欲しいと思っていましたが、最近知ったのですが少し勾配がきついと動けないそうです…

伊勢崎市場、無償契約3年間延長

公設から民営化した(株)伊勢崎地方卸売市場(群馬県伊勢崎市日乃出町702)は、6月の伊勢崎市議会で無償賃貸借契約を3年間延長の要請を行い採択された。 平成34年6月末まで現在の開設会社が経営する。 伊勢崎市場は昭和57年に伊勢崎市公設地方卸売市場…

業務規程・申請書をめぐる課題-その1

改正市場法が成立し、2020年の施行に向けた準備が進んでいる。 9月以降に予定されている農水大臣が定める基本方針と政省令を踏まえ、2020年6月の改正卸売市場法の施行日に向けた都道府県の条例、市場業務規程と申請書の作成準備に入る。 以下、総…

真夏の夜の独り言

科学的な話をしよう。男性が小便をするときに体が少し震えるのは男性ならば誰もが覚えがあるだろう。しかし、女性はそうしたことがないと70歳を超して初めて知った。 なぜ違うのか。TVでゲストの医者が「男性に比べて女性は用を足すときに空気中にさらす肌…

大阪府中央市場指定管理者、1億円の利益と活性化事業

2018年7月29日付け、指定管理者「大阪府中央卸売市場管理センター(株)の1億円の利益確保」に続く市場活性化事業の取り組みである。 一年間の主要な活性化事業 トイレ改修を第1期に続き重点事業として取り組み、29年度は未改修であった6か所の改修を終…

小池知事の安全宣言

7月31日、前日に豊洲市場で行われた専門家会議の報告を受けて、小池都知事は豊洲市場の安全宣言を出した。 安全宣言は、かねてから業界が都知事に対し要請していたことだが、これは前日に豊洲市場で開かれた専門家会議(平田健正・座長)の取材陣に対する説…